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青いブレスレット運動

自傷への理解を示す、青いブレスレット運動の応援ブログです。 左腕に青いブレスレット、どんなものでも構いません。 自傷をしている人、過去に経験のある人、周りにそんな人がいて、見守りたいと思っている人。 止められるといいな、と願ってくれている人。 そんな人にこの運動が在ることを伝えたい。そんなブログです。

私の自傷の経験談

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私の自傷の経験談

私が最初にリストカットを始めたのは、そんなに若いころではありませんでした。
Twitterなどで見ていると、とても若い方が大半な様な気がします。

きっかけは些細なことだったと思います。
カッターナイフを持っていた時、これで痛みを感じられたら、自分の輪郭を知ることが出来るだろうか……?
最初はほんのちょっとの好奇心……という言い方は変ですが、そんな感じだったと思います。
最初は怖くて深くは切れませんでした。けれど痛みを覚えて、なぜだか酷く安心した記憶があります。
それから度々切るようになりました。その度に安心しました。

段々エスカレートしていって、血が出るともっと安心するようになりました。
自分の座っている場所の床一面を血だらけにするくらい、切るようになりました。
その時を覚えていないことも増えてきました。
辛い、苦しい=リストカットで安心する
という構図が自分の中にできてしまっていたのかもしれません。
自傷はタバコと一緒です。一度始めると癖になり、中々抜け出せないものです。
毎日毎日、血を流すようになりました。同じ所ばかり切るので皮膚が硬くなり、力を込めないと切れないようにもなりました。
そして範囲はどんどん広がっていきました。絆創膏やリストバンドでは隠せず、日焼け防止用のアームカバーをつけるようになりました。

自分の中で正当化しようとして、けれど周囲の目が気になる。
これは結局、何か悪いことをしているという意識があったのだと思います。

私の実家では、「身体髪膚これを父母に受く、敢えてき傷せざるは幸のはじめなり」という言葉が教えでした。
両親からもらった身体に、傷を付けてはいけないのだと。
だからひどい罪悪感を覚えたのかもしれません。
当然両親の理解は得られず、傷つけてばかりいました。今思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです。

一時期病院で出してもらっているジプレキサという薬を服用するようになり、三ヶ月で40㌔太ってしまいました。
私はもともと拒食傾向があり、太ることにとても恐怖心を抱いていました。
なので太ったあたりはリストカットが本当にひどくなりました。
この時は自分を許せない、傷つけて壊したい、そんな気持ちでありました。

転機が来たのはいつだったかわかりません。
ある日ぱたっと、切るのをやめてみよう、そんな意識が芽生えました。
まずカッターナイフをしまいました。カミソリや包丁なども自分から遠ざけました。
その代わりに別のことに打ち込もうと努力する事にしました。
切りたくなったら、主人の笑顔の写真を見るように癖を付けました。
この人を傷つけてはいけない。苦しめてはいけない。
持続させられる動機はそれだったと思います。


私は誰かに見てもらいたくて、知ってもらいたくて、理解されたくて切っていたわけではありません。
だからとても若い人の理解されないという怒りでのリストカットに関しては何もいえません。
私の自傷は自己確認と自己否定でした。

だから、自分だけのために切っていたことを深く反省しました。
傷を見て、傷つく人がいる、何年も切っていて、そんなことに気づいたのがほんの最近だったということには我ながら呆れますが、それで止められたことに関しては、頑張ったと思っています。


今でも自己否定は止まりません。
時折どうしようもなく自分を傷つけたくなります。
その度に、周りの人々の顔を必死で思い出します。
一人でも支えてくれている人を裏切りたくない。
そんな気持ちがある限り、私は今後も切らないでいられると思います。


度々こんな話もしようと思います。
どうぞ気が向いたらなんでも聴いてください。
批判は受け止められません。過去は取り戻せませんから。
けれど、どうして?なんで?という問いには答えられるかもしれません。


今傷があって、多少の後悔をしています。
傷跡を見て、私は勝ったのかもしれないと、少し思うことができることもあります。


この後も、頑張ります。
どうか見守っていてください。

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プロフィール

HN:
たつき
性別:
女性
自己紹介:
都内在住30代主婦。
双極性障害、統合失調症、パニック障害を持っています。
闘病歴は19年。今でも通院しながら頑張っています。
かつてリストカット、アームカットをしていました。やめることができました。
していたから、やめたから、できることがあるかもしれないと運動を応援させていただこうと思いました。
凹んでしまうことも多いけれど、前向きに生きたいと日々努力中です。
どうぞよろしくお願いいたします。

P R